
| 名前 | 宝谷範 | 会社名 | 宝谷社会保険労務士事務所 |
|---|---|---|---|
| 生年月日 | 1973年9月10日 | 出身地 | 東京都 |
| 取得資格 | 社会保険労務士 | 資格取得の勉強方法 | 資格受験の専門学校 |
| 略歴 | 大学卒業後、英会話塾塾長として各種営業活動、企画立案業務、労務管理などを経験する。その後、社会保険労務士試験に合格し、株式会社日本マンパワーにて社会保険労務士試験受験指導講師として全国トップの合格者数、合格率を残す中、宝谷社会保険労務士事務所を開設。現在、多くの企業の人事労務管理を手掛ける。特に、労務管理に係る相談顧問を多く持つ。 | ||
宝谷先生:『大学時代に労働法をゼミで専攻しており、また若いころより独立志向があったためだと思います。大学を卒業し社会人になるにあたり、より実用的な法的知識を習得したいという意向から労働法を専攻し、またその後社会においても労務管理の難しさや重要性を知り、社会保険労務士の勉強を始めました。』
宝谷先生:『どの資格であってもそうなのでしょうが、実務では試験勉強の範囲外の質問が圧倒的に多いことを感じました。私の場合は、受験予備校の講師として全国でもトップクラスの合格率を出していただけに、法的な知識については自信がありましたが、初めは、質問を受ける都度、ドキドキしたものでした。しかし、応用力をつければ質問に対応することはできますし、もちろん確実な試験勉強をした人の方が、実務家としても的確な回答をすることができると実感しています。』
宝谷先生:『未払賃金などについて、企業が労働基準監督官より是正勧告を受けたときの話です。確かに、是正勧告は労基法に基づいて交付され、その労基法は労働者保護を目的として立法されています。しかし、それに基づいて是正すると、ときには会社の経営そのものが危うくなることもあり、したがって労働者保護とならないこともあります。これが実務です。そもそも法律とは何なのか。通達とは何なのか。これらの理解を基に実情に応じた着陸地点を見つけることができ、多くの会社従業員から感謝され、拍手を受けたことがあります。法律を真の意味で理解したコンサルティングは、多くの方の生活さえも守ることができることを実感しました。』
宝谷先生:『これはなんといっても開業当初の営業でしょう。いくつものビジネスモデルを考え、プレゼンテーション用の資料も作り営業しましたが、結果はほぼゼロでした。1つの企画から結果がわかるまで最低でも2〜3ヶ月間はかかりますが、その間、売り上げゼロですから生活が厳しいわけです。生活費のために、早朝から9時過ぎまで仕事をしていた期間もあり、経済的、体力的、精神的に厳しかったですね(笑)。しかし、ビジネスモデルが失敗だとわかる度に、契約につながるヒントを得ていたと実感していました。この経験のおかげで、現在は、新しい動きをしても基本的には仕事にならないということはなくなりましたので、良い経験だったといえます。』
宝谷先生:『「印象深かった案件」で触れたケースなどでは、法律家としてのスキルアップが図れたことに自信が持てますし、やりがいを感じます。また、従業員のことを真剣に考えていらっしゃる経営者から、このようなコンサルティング業務に対し評価をいただけたときは、結果として、多くの従業員のプラスにもなることを考えると嬉しさも大きくなります。また、社会保険労務士は障害年金など、一個人の方に対して行う業務もありますから、例えば一般的に難しいとされるメンタル系の疾患者に対する障害年金の認定を達成したときは、ご本人やそのご家族からとても喜ばれることがあります。』
宝谷先生:『年金問題、名ばかり管理職、日雇労働者派遣など、どれをとってもニュースで見るものばかりです。社会保険労務士として活躍できる場は特に近年大幅に増えたといえます。また、今後の日本の経済状況を踏まえ、各企業ではワーク・ライフ・バランスを考えた労務管理が求められますから、今後とも活躍の場は減ることはないでしょう。このように、社会保険労務士の業務はとても多様であり、その時代に合わせて業務内容も変わってきますので、業務に柔軟性があるともいえます。ですので、『人』 に関する問題に興味があるのであれば、活躍できる場を創り出せるのではないでしょうか。』
宝谷先生:『社会保険労務士試験は、とても細かい暗記事項が多いとよく言われます。憲法や民法などを学ぶことと比較すると、確かに社会保険労務士試験ではマニアックな法律を数多く理解しなければなりません。しかし、社会保険労務士試験を学習する上で目にする条文も、もちろんそれ相当の目的があって立法されているのです。したがって、質の高い講師に付き良い講義を聞くこと、あるいはご自身の想像力を活かし各条文の目的、趣旨を理解するよう努めると良いでしょう。そうすれば、暗記だと思っていた箇所の半分ぐらいは「暗記」ではなくなってきます。』
掲載日時:2008年7月
【協力:宝谷社会保険労務士事務所 宝谷範先生】